読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ごちうさのブログ

ごちうさのブログです

【まんがタイムきららMAX2016年9月号・ごちうさ感想】青山ブルーマウンテン先生と巡る木組みの街

今月のごちうさ

f:id:shellspider:20160719195037j:plain

こんばんは、シェルです。

今日はきららMAXの発売日ですね。

今月は個人的に胸が高鳴る部分が多かったので、発売日ではありますが早速書いていきたいと思います。

当然ながらネタバレ注意。

 

 

貴方にとってごちうさの魅力とは何でしょうか?

キャラクター、ストーリー、音楽……挙げればきりがないと思いますが、おそらくほとんどの人が感じているものに「美術」があると思います。

美術とは、言い換えれば背景や舞台設定のことで、世界観に直結する要素になります。

 

 

 

f:id:shellspider:20160719224825j:plain

ごちうさは木組みの家と石畳の街が舞台の作品です。

そして、そのモデルはフランスのアルザス地方を中心として、ヨーロッパ諸国から成り立っています。

作中に出てくる文化もそこ取り入れられたもので、例えば今まで出てきたシストやブロカント、オクトーバーファストなどもフランスやドイツの文化なのです。

 

そんなごちうさなので、定期的に木組みの街を紹介するような回が訪れます。今月もそんな形です。

今月は話の上では翠凛回ですが、Koi先生の思惑的には木組みの街を存分に描こうという部分が強かったのではないかという気がします。

ところで私は実際にアルザス地方を旅行したことがあるので、「これあそこだ!」と興奮しながら今月号を読んでいました。

というわけでですね、今月はモデルの軽い解説を交えつつ綴っていけたらなと思う次第です。

 

 

●トラム

f:id:shellspider:20160719163831j:plainf:id:shellspider:20160719200418j:plain

ココア達が乗っていたトラム(路面電車)ですが、これはアルザスの中心都市・コルマールを走っているものでしょう。デザインも一致しています。

トラムはヨーロッパの主要都市の多くで採用されていて、大きな街ならどこへ行っても走ってるのが見られると思います。

ただし、名称がわからなかったのでトラムと言いましたが、本来のトラムは電車のようなものなので、これはトラムとは少し違うとは思います。路面もないですし。

 

f:id:shellspider:20160306104414j:plain

一般的なトラム(写真はストラスブールのもの)

 

 

実際のコルマールでは普通に車が走っていますが、ごちうさの木組みの街では車を走らせている描写がなく(3巻「スニーキング ストーキング ストーカー ストーリー」で、お嬢様高校に黒塗りの高級車が停まっている描写が1コマあるのみ)、移動手段が不明瞭でしたが、ごちうさの街でもトラムが走っていることが判明しました。

トラムは日本にはほとんどないので、異国感を演出しつつ現代的な移動手段を描写するという点で優れていると思います。乗り物1つとっても世界観が大事にされていて嬉しいですね。

他にも以前の扉絵ではこのような乗り物も登場していました。

f:id:shellspider:20160719201559j:plain

 

なおトラムの写真は自分では撮っていなかった(だって撮ろうと思っても動いてるんだもん)ので、パチュさんにお借りしました。コルマールで知り合ったドイツの方です。

 

 

 

 

●ボート乗り場と橋

f:id:shellspider:20160719202447j:plain

 

f:id:shellspider:20160309103536j:plain

 

f:id:shellspider:20130705153503j:plain

みなさんご存知の通り、木組みの街にはボート(ゴンドラ)が運航しています。一期1羽そして二期1羽でも冒頭の背景で描かれいて印象的です。そして、モデルとなったコルマールにも川が通っており、季節になるとボートが運航します。

今回出てきた場所はおそらく写真の場所でしょう(画像3枚目はこちらより)。

柵や桟橋の感じが同じですし、背景もそれとなく似ています。何よりコルマールにはボート乗り場はそういくつもなく、一番主要なのがここなので、おそらくそうでないかと思います。

 

 

f:id:shellspider:20160719203526j:plain

 

f:id:shellspider:20160309103250j:plain

そして今のボート乗り場のすぐそばにこの橋があります(ボート乗り場の写真の反対側)。コルマールには通称チマメ橋をはじめとしていくつも橋がありますが、形状が最も近いのはこれじゃないでしょうか。

川が通っていて石橋があって、その下をボートが走ってる街……素敵ですよね。

 

 

 

f:id:shellspider:20160719204106j:plain

 

f:id:shellspider:20160309103336j:plain

そしてその橋の上からの眺めがこれです。

アニメでは結構アレンジが加えられていますが、一番後ろの教会の感じなど、面影が残っていますね。

アニメの方にはボート乗り場はないので、今後アニメで出てくるとしたら別の場所ということになるのでしょう。

 

 

 

 

●カルーセル

f:id:shellspider:20160719204431j:plain

 

f:id:shellspider:20160719204820j:plain

 

f:id:shellspider:20070930185824j:plain

(写真はこちらこちらより)

木組みの街にはカルーセル(メリーゴーランド)があるようですね。

ルーセルはフランスの主要都市ならどこにでもあり、移動式のカルーセルもあります。作中のも移動式からもれません。

コルマールにも駅近くの大きな公園に配置されていましたが(画像2枚目)、デザインが違いますね。

おそらく「これ!」ってモデルはないと思いますが、ストラスブールのもの(画像3枚目)が近いでしょうか。

 

ただ、フランスのカルーセル子ども用なので、女子高生や大人が乗ってるのはちょっと異様なんじゃないかなぁと思いますが。

まぁあくまでごちうさは架空の世界なので、その辺はKoi先生の裁量次第でしょう。

 

f:id:shellspider:20160719205418j:plain

ルーセルは以前の扉絵でも出てました。

 

 

f:id:shellspider:20160719230428j:plain

枠組みとかのデザインはこれが一番近いかな?(写真はこちらより)

 

 

 

 

●Y字路

 

f:id:shellspider:20160719205621j:plainf:id:shellspider:20160308085854j:plain

 

ここはもう疑いようもなくエギスアイムでしょう。エギスアイムでも一番有名な場所です。一目で尋常じゃないエギスアイムだと見抜きました。

エギスアイムはコルマールからバスで十数分のところにある、直径数百mの円形の街です。小さな街ですが家が密集しており、全ての路地を歩き回るとかなり時間がかかります。

アルザスについて補足しておくと、基本的にはクソ田舎で、そこに木組みの家が密集した街が点在している形です(コルマールは都会です)。なので街から街へ移動しようとすると一面ブドウ畑の道を1〜数時間は歩くことになり、そのため街間の移動手段はバスや車になるわけです。

 

ちなみにこのY字路、カラフルな家が建ち並ぶメインの通りは左で、右の通りはいわゆる裏路地になります。

 

 

 

f:id:shellspider:20160719210630j:plain

 

f:id:shellspider:20160308090236j:plain

Y字路を左に行った直後の風景がこれです。階段やその手前の門の感じが一致してるので、やはりこれも参考にされてるのかなと思います。

エギスアイムは円形の街なので道も円状です。なので、実際はこの道が行き止まりになることはなく、写真を参考に作中ではアレンジをしたという感じではないでしょうか。

 

 

 

木組みの街の解説(?)は以上です。

実際にKoi先生自身もアルザスに訪れているためか、今月の話は実際の場所がそのまま使われているのが目立ちました。

勿論ごちうさごちうさアルザスアルザスだとは思うのですが、それでも実際に行ったことのある場所をキャラが歩いているというのは不思議な気分です。

今月号を読んでまたアルザスを訪れたくなりました。予定的に当分はアルザス旅行は厳しそうなのですが、そのうちまた行こうと思っています。

 

なおヨーロッパ旅行はハインド氏と一緒に行ったのですが、私はヨーロッパは初めてで、調べ不足もあり色々と迷惑をかけました。なので、この場を借りてお世話になったお礼を述べたいと思います。その節は誠にありがとうございました。見てるか知らんけど。

 

 

 

●総括

ここまで木組みの街の話しかしてませんが、今回のメインテーマは木組みの街だと私は解釈してるので、それでも十分な気もします。

木組みの街は語り出すと終わりがないということもあり、今回の言及は今月号に関連する部分でとどめましたが、機会があれば木組みの街についてもう少し掘り下げて語りたいですね。

私はごちうさの世界観が大好きなので、今月号を読んで、そしてこの記事を読んで、あの街が少しでも好きになってもらえたら嬉しいです。〇〇ちゃん可愛い!ってやるのもいいですが、私はごちうさ好きの人々に、もっと多面的にごちうさを好きになってほしいと思ってます。

公式は「かわいさだけをブレンドしました」とか言ってるけど、私はかわいさ以外の魅力がこの作品にはたくさん詰まってると思います。「もはやすべてが可愛いでは言い尽くせない」。

 

 

せっかくなので、ごちうさの世界観の魅力について考察している記事を1つ紹介しておきます。

wasasula.hatenablog.com

 

 

ここでは紹介しきれないので、木組みの街のモデルの比較記事も1つ紹介しておきますね。

kiritannpo.cocolog-nifty.com

 

 

 

 

●真手凛

f:id:shellspider:20160719214749j:plain

ところで、今回のメインキャラで、実質新キャラにあたる凛さんについては可愛かった以外の感想が今のところないのもあり、あまり言及していませんでした。

凛さんは後から追加されたキャラの中では、メインキャラの家族関係ではないという点で、少々異質なキャラです(クラスメイドなどはいましたが)。

今までもちょくちょく顔出しはしていましたが、今回初めてメインを貰い、一応メインキャラの一人ということになったのでしょうか。

今後の彼女の扱いはかなり気になるところで、ごちうさは今でもメイン5人+マヤメグの7人体制でローテーションしています。そのため初期に比べると1人あたりに割かれる描写というのはかなり減ってきており、ここにきてのメインキャラ追加というのは、思い切ったなぁという印象です。

今の時点でキャラの扱いのバランスは相当難しく、また既に土台がある作品は新キャラを推すのは敬遠されるというのもあり、今後凛さんをどう扱うかは作品の評価にも直接的に関わってくると思います。

新キャラをどのように生かすのか、もしくはあえて殺すのか、そこは作者の腕の見せ所でしょう。

 

 

 

 

●青山ブルーマウンテン

f:id:shellspider:20160719215158j:plainf:id:shellspider:20160719214150j:plain

ここ最近まともに出番のなかった青山さん。前回の青山回は単行本未収録ですし、何より彼女の作中の役割自体が2巻「青山スランプマウンテン」でほとんど完結している感じなので、メイン回というのは相当久しぶりな感じです。

青山スランプマウンテンは私の大好きな話の1つで、アニメ一期でも上位に入る出来だと思います。そこで描かれる青山さんとマスター(ティッピー)の切ない関係は、ごちうさを代表する組み合わせの1つと言っても過言ではないでしょう。

今回は既に3ページ目から青山さんとティッピーが一緒になっており、話全体が2人のデートを描いています。よく一緒にいる2人ですが、デートという形はおそらく初めてでしょう。この奇妙な関係が今後どこまで掘り下げられるかも期待したいところです。

 

話は逸れますが、 「これからデートって格好だね!」「お相手は誰かしら」という台詞は何気に衝撃的ですね。デートといってもこの場合「友達と」という意味ではなく完全な恋愛を意識した台詞ですし、それがココアや千夜の台詞から好奇的な感じではっきりと発せられるのはこれが初めてでしょう。当然ではありますが彼女達にも恋愛という概念があるのですね……。

 

 

f:id:shellspider:20160719214939j:plain

青山さんの話はほとんど完結しているといいましたが、一つ解決していない問題があります。それはティッピーにマスターが乗り移っていることを、未だに彼女は知らないという点です。

Koi先生はいつかこのことを明かすのか、それとも最後まで隠すつもりなのかはわかりません。

ただ、後者の場合、それは残酷だなと感じるのは私だけでしょうか。これは青山さんに限らず、千夜のおばあちゃん等に対しても言えることですが。

ごちうさはシャロの貧乏設定がバレるなど、関係性が進歩するイベントがあるので、そのうちティッピーのことも青山さんに伝わる可能性はありそうです。

なので今後の青山さん関連の話は、そこに注目していきたいですね。

 

 

 

●最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました。

今回は方向性のはっきりしない記事になってしまいましたが、私の「大好き」を詰め込んだつもりです。時間の関係上言及できていない部分も多々あります。

やはり今回も時間の関係上言及できなかった部分は多々ありそこは心残りではありますが、一旦ここで筆をおかせていただきます。

また次回会いましょう。